ウェブ解析士の認知度は頭打ち!?

ウェブ解析士

2010年に始まったウェブ解析士も、そこそこ知名度が上がってきました。
2015年ぐらいまでは、

男性-疑問

ウェブ解析士?なにそれ?

という人が多かったんですが、

2019年の今は、

女性-了解

あ~ウェブ解析士ね。うん。知ってるよ。

という人が増えてきましたから認知は広まってきてるんだと思います。

と、同時にこんな意見も聞こえてくるようになりました。

男性-困惑

ウェブ解析士って本当に役立つの?
ウェブ解析士を取ったけど、つまらなかったし勉強にもならなかったって人もいるんだけど。

まぁ3万人を超えるほど受講するようになったら実際にこのような意見も出てくるでしょう。
この記事の中で何度も書きますが、先にハッキリ言っておきますね。

ウェブ解析士なんてのは、しょせんはたくさんあるウェブ系の資格の1つに過ぎません。

ざっと調べただけでこれだけウェブマーケティング系の資格が見つかりました。

  • ウェブ解析士認定講座(WACA一般社団法人ウェブ解析士協会)
  • Webアナリスト検定(JWA日本Web協会)
  • Google広告認定試験(Google)
  • Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定(Yahoo!JAPAN)
  • ネットショップ検定(ネットショップ能力認定機構)
  • Eコマース検定(JECCICA 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会)

それぞれがよく考えられて作られたサービスだと思うので、どれがダメとかはありません。
学習を無駄にしないために大切なことは、受講する目的と現状の受講生の知識レベルが合ってるかどうかだと思います。

すでにウェブマーケティングの第一線で活躍している人にとってはウェブ解析士なんて簡単すぎるし、
逆にウェブの仕事をやったこともやる予定も無い人からするとつまらないし役に立たないでしょう。

よく言われることの1つは、『資格商法ですよね?』というセリフです。
ぶっちゃけますと、『○○士』とか『○○検定』と名のつくものはすべて資格商法です。

だから、ウェブ解析士も紛れも無く資格商法でしょう。

ただ、断言できるのは、
ウェブ解析士は悪徳な資格商法ではないと言う点です。

よく料金が高すぎるとか言われますのでその点については、この後で私なりの意見を書きますので、まずはどんな人にウェブ解析士をおすすめできるのか、受ける必要の無い人はどんな人なのかをまとめてみました。

なお、本記事の内容については私、司馬の思い込みと偏見で書いておりますので、WACA一般社団法人ウェブ解析士協会はまったく関与しておりません。

ウェブ解析士をおすすめできる人・受ける必要の無い人

1、ウェブ解析士(旧:初級ウェブ解析士)

私が考えるウェブ解析士のゴール

ウェブマーケティングの学習を進める際に1人で本を読んで理解できるようになり、もし分からないところがあれば、自分で調べながら学習できるようになること。
また、怪しいウェブマーケティング会社からの営業トークが正しいかどうかを判断できるようになること

ウェブ解析士をおすすめできる人

ウェブについて全然知識のない素人
これからウェブマーケティング関わる予定の人
ウェブ制作しかやったことがなくマーケティングに興味がある人
怪しいウェブマーケティング会社(SEO会社など)からの電話営業を鵜呑みにしてしまう情報弱者

ウェブ解析士を受ける必要の無い人

ウェブマーケティング業界で1年以上働いている人
次の3冊を熟読した人

個人的なウェブ解析士のおすすめ度

★★★★☆(星4つ)

今の時代にウェブについて何も知らないというのは大きすぎるチャンスロスです。
詳しくないから他社に依頼する、というのは有りです。
でも、苦手だからなにも学びたくない、という姿勢だといつまでも『カモ』にされ続けます。
自分でやる必要はないんですが、他社がやった内容を『自分の頭で検証し理解できる』ようになる必要はあります。
そのためには、ウェブ解析士は役に立つと思います。
独学で学んでも良いのですが、物事を習う時に一番ストレスが大きく、時間もかかるのが『入門段階』です。
だから、ウェブ解析士で基本を身に着けて、その後は独学で学ぶのはコスパが良い方法です。

 

2、上級ウェブ解析士

私が考える上級ウェブ解析士のゴール

ウェブ広告、サイト改善&リニューアル、アクセス解析の全体フローを考えて上司、または第三者に提案できるようになること。
または、怪しいウェブマーケティング会社(SEO会社など)の営業トークを論破してコテンパンにできるようになること

上級ウェブ解析士をおすすめできる人

集客から解析まで全体の流れを体系的に理解しておきたい人
1つの改善方法をまずはしっかり学びたい人
怪しいウェブマーケティング会社(SEO会社など)をコテンパンに論破したい人

上級ウェブ解析士を受ける必要の無い人

自分なりのフレームワークが確立していて提案方法に迷いがない人
会社でノウハウがしっかり蓄積されていて上司から教えてもらえる人

個人的な上級ウェブ解析士のおすすめ度

★★★☆☆(星3つ)
体系的に学べるという点はおすすめなんですが、上級ウェブ解析士で習った内容が唯一絶対と思い込むと危険です。
受講する際にいろいろと視点や数字が出てきますが、あくまで『ウェブマーケティングの1つの手法と1つの考え方』を学んでるんだという気持ちで受講しましょう。

3、ウェブ解析士マスター

私が考えるウェブ解析士マスターのゴール

ウェブマーケティングを分かりやすく教えられることは前提。
その上で、学ぶ意義と楽しさをしっかり伝えられて、受講生さんの向上心に火をつけられる人になること。

ウェブ解析士マスターをおすすめできる人

教えることに熱意を持っている人
協会の活動に積極的に関わっていく志のある人

ウェブ解析士マスターを受ける必要の無い人

教える予定の無い人
講師業で稼ぎたいと思っている人(講師業ではあんまり稼げませんから(笑))

個人的なウェブ解析士マスターのおすすめ度

★☆☆☆☆(星1つ)
ぶっちゃけ、ウェブ解析士は上級までで十分だと思います。
確か、上級とマスターはそもそも学習する内容が同じなはずです。
ただ、ウェブ解析士の講義ができるかどうかが上級とマスターの違いでした。
だから、そもそも教える予定の無い人はマスターを取る意味がありません。

ウェブ解析士の3つのレベルに応じておすすめと受ける必要が無い人を区分してきましたが、実は資格そのものもよりも『誰から学ぶのか』という『講師選び』はもっと大切です。

まったく同じ内容でも講師によって深み、分かりやすさ、モチベーションが全然違います。
『講師になって稼ぐためだけにマスターを取った人』と『最前線で常に実務に触れながら教えるスキルの研鑽をしている人』では雲泥の差があります。

その点について書いていきたいと思います。

講師は選べ!カリキュラムが同じだからと言って誰の講座を受けても同じというわけではない!

講師

1、輝かしい成功体験だけでなく、ボコボコにされた失敗体験も語れる実務経験のある人

実務経験があることなんて前提に過ぎません。
大切なポイントは、『成功体験ばかり風潮する講師』よりも『失敗した体験も語れる修羅場をくぐってきた講師』です。

どれだけ優秀なコンサルタントでも絶対に失敗はあります。
『勝敗は兵家の常』です。

でも成功体験しか語れない講師は、『失敗したのは俺の責任じゃない』と他人に責任を擦り付ける人です。

それは、失敗=恥ずかしいこと、という思い込みがあるからです。
でも実は、隠そうとしている失敗に向き合って検証すれば、自分に欠けている点が見えてきます。

欠けている点が見つかるからこそ成長があります。
だから、成功体験ばかり語る人を私は信用しません。

2、噛み砕いて説明できる人

『口がうまい人を信用しない』

これは、日本でよく言われる言葉です。
でも、私の意見は真逆です。

『分かりやすく噛み砕いて理解しやすく飽きさせず流暢に話せるようになる努力を怠る講師を信用しません。』

受講生さんが分かりにくいというなら、どこでつまづいているのかを考えてあらゆる角度から説明の方法を研究しないといけません。

ウェブを生活、仕事、漫画、アニメ、歴史、なんにでも例えながらイメージがわくように工夫できる講師を選びましょう。

3、受講生さんの知識量、経験、業種に合わせた適切な例え話ができる人

受講生さんの知識量、経験、業種はバラバラです。
人は、自分の経験したこと以外についてはほとんど知りません。

だから個々の受講生さんに合わせたたとえ話ができるだけの引き出しを持っておく必要があります。

4、リズム良く飽きさせない人

平坦な話し方の先生だと眠くなります。
声のトーンやリズム、間の取り方を考えてテンポよく話せる講師を選ぶことは5時間以上の講義となるウェブ解析士では必須です。

特にランチタイムを挟んだ後の午後の講義はめちゃくちゃ眠くなります。
そんな時には細かく休憩を入れるだけでなく、引き込むような話方をしないと簡単に睡魔に負けてしまいます。

5、質問に真摯に答えてくれる人

講義が終わったら時間の許す限り質問に丁寧に答えてくれる講師であることは絶対必須です。

講義は『理解する場』です。
理解の後に記憶するのが自習です。

大人は理解できないと記憶はなかなかできません。
だから、疑問点は講義中に解決しておくことは必須です。

6、本音で話してくれる人

ウェブ解析士を受けている受講生さんはいろいろと質問してくれます。

『上級ウェブ解析士は受けたほうが良いですか?』
『○○本は分かりやすいですか?』

私はその人の状況と今後のキャリアを考えて、受講すべきかどうかを本音で語ります。

売上アップのためには、上級や他の講座をおすすめした方が良いのでしょうが、営業をかけてくる人は好きにはなれませんよね。

売上を第一で考える人か、本音で答えてくれる人かはちゃんと見抜きましょう。

7、相性の合う人

最後は相性です。
どれだけおすすめの講師でも、人によって合う合わないがあります。

カリスマと言われる講師でも『8割のファンと2割のアンチ』がいるそうです。

だから、他人のおすすめは参考程度にしておきましょう。
最後は自分で考えて決めることです。

よくあるウェブ解析士にまつわる質問

Q&A

1、おすすめの講師は誰ですか?

間違いの無い講師の選び方は無料体験など講師と実際に会って話を聞いてみることです。
私にとってのおすすめの講師があなたにとっておすすめとは限りません。

私は人一番、理解力の悪い人間ですから、どんな簡単な質問でも笑わず、バカにせず丁寧に答えてくれる講師が私にとって最高の講師です。

あなたが講師に望むことをまずは考えましょう。
ヒントは、『学生時代に嫌いだった先生の顔を思い出すこと』です。

そして、なぜ嫌いだったのかを考えて、その反対の講師を選びましょう

2、ウェブ解析士の受講料・試験料は高くないですか?

受講料、試験料が高いかどうかは人それぞれの立場で違います。

ポイントは、次の6つです。

  1. 目的は資格取得か知識の習得か
  2. 今の知識量と経験の状況
  3. 合格した時に得られるメリット
  4. 受講した後に得られる知識を独学で学んだ時にかかる時間
  5. ウェブマーケティングの基本を身に着ける期限
  6. 収入から計算して学習に投下できる予算の割合

例えば、1万円が安くて100万円が高いとは限りません。
鉛筆1本が1万円ならめちゃくちゃ高いし、
ベルサイユ宮殿が100万円ならめちゃくちゃ安いです。

料金そのもので高いか安いかを判断してはいけません。
その支払うお金と得られるメリットによって違ってきますので、この2点をしっかり考慮して判断しましょう。

 

3、就職や転職に有利ですか?

過度な期待は禁物です。
資格を取るだけなら2~3ヶ月もあれば十分です。

『○○士』という資格は日本にあふれていますが、所詮は資格にすぎません。

だから、資格を取ろうとするよりも自分の現状分析と転職市場で求められているスキル調査を行いましょう。
希望している会社で必要とされるスキルと知識、経験がなんなのかを判断するのが先です。

20代前半の社会人経験の無い学生ならウェブ解析士だけでも資格を取っていることで『意欲が高い』と思われるので有利でしょう。

でもウェブ業界未経験の30代後半の人がウェブ解析士の資格を取ったからといって、ウェブ業界への転職は無謀です。
ウェブ業界に関わらず、資格は『独占業務』が無い限り、転職市場での優位性はほとんどありません。
圧倒的に経験が問われます。

4、ウェブ解析士を取ったら独立してすぐに稼げますか?

資格を取ったら独立して稼げるかもと思ってる時点で独立しない方が身のためです。

5、ウェブ解析士に合格して会員になったら協会から仕事を紹介してもらえますか?

仕事を取ってくるという『営業』は会社の根幹です。
その根幹を協会に期待(依存!?)するのはやめましょう。

よく分からなければ、あなたが一般企業の立場で考えてください。
資格を取ったばかりの未経験者に仕事を依頼したいですか?

絶対に『NO!』ですよね。
それが答えです。

逆に経験があるなら、チャンスは多少はあります。

最後に:ウェブ業界はのびしろが大きい

ウェブ解析士の資格は、
『ウェブ解析士:5時間』
『上級ウェブ解析士:10時間』
の合計15時間の講義+自習で資格を取れます。

でも、この程度で合格したからといって、合格して即、実践でバリバリ仕事ができるわけがありません。

『空手の速習講座を15時間だけ受けて最強になれるか?』と考えれば分かりやすいでしょうか。

合格はあくまでスタート地点に立っただけのことです。
合格したなら自信を持っても良いですが、驕り高ぶってはいけません。

上には上がたくさんいます。

でも、ウェブ業界はのびしろがめちゃくちゃ大きいです。

2年ほど前に、マッキンゼー出身の某社の社長と話す機会があったのですが、
『ウェブ業界は3Cのセミナーで数日に渡るセミナーが成り立っていますよ。』
というと、

『本当ですか!?
我々が入社した一番最初に習う初歩の初歩の内容ですよ!』

と驚かれました。

ウェブ業界は『ウェブ制作』という『作る』ことにずっと主眼が置かれていましたので、まだまだマーケティングのレベルが低い会社がたくさんあります。

だからこそのびしろは大きいと言えます。

そのための最初のステップとしてはウェブ解析士は、そこそこおすすめです。
気が向いたら検討してみてください。

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